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2008年9月 7日 (日)

■肺炎球菌ワクチンについて

最新の研究では、スペインフルの死者の死因の大半は、インフルエンザによる直接的な物ではなく、肺炎等の合併症によるものだとしている。以前どこかのサイトで目にした事があるが、シベリアの凍土が溶けて、氷中に埋葬されていたスペインフルの死者の遺体が発見され、H1N1に関する貴重な検体が得られたような記載があった。きっとそのようないきさつで上述の「合併症による死亡」論が導き出されたのだろう。

僕は前々から肺炎球菌ワクチンの有用性を検討していた所だったので、上述のような研究結果を知って、軽々しくも早速試してみることにした。即ち自身と娘(5歳)への肺炎球菌ワクチンの接種である。肺炎球菌と一口に言ってもその型は80種以上もあり、国内で接種できる現行のワクチン(ニューモバックス:万有製薬)は23価多糖体ワクチンであり、23種類の型に対するB細胞性免疫を得ることになっている。抗体価(免疫力)は接種前に比べ、平均4・4倍になるそうだ。

肺炎球菌ワクチンの有用性については諸説あるようで、血管内への侵襲を伴う肺炎のみに有効であるとする論文も存在する(つまり一概に肺炎を予防するためにこのワクチンを受けても効果は限られると言いたいようだ)。そういう論文もある事を承知の上で、パンデミック対策の一つとして肺炎球菌ワクチンを接種してみた。

病院で、まず医師は「このワクチンは免疫不全や基礎疾患がある方、及び65歳以上の方が推奨対象である事」「成人の場合、既に免疫を獲得している可能性があり、その場合副反応が出る可能性がある事」を指摘して、「それでも接種を希望しますか?」と問うてきたので希望する旨伝えた所、ニューモバックスの処方が出された。娘は同病院の小児科にて同じく処方され、接種を受けた。

娘には副反応は起こらなかった、免疫を持っていなかったのだろう。しかし僕には副反応が起こった、しかも強烈に。接種翌日の夕方から接種部位(左上腕)の著しい腫脹と熱発(39.5℃)が起こり、腫脹はみるみる拡がり、腋下リンパ節に圧痛を生じるまでになった。しかしその他の症状は全くなく、意識も全く正常であった。結局丸一日寝込み、翌朝(接種日から4日目)の朝に平熱に戻った。副反応というのはこういう事だったのか・・・生体実験は全く危険である・・・これを受けて、妻が接種を拒否した事は言うまでもない(2歳の息子も)

ちなみに肺炎球菌ワクチンは脾臓摘出患者以外は健康保険対象外なので全額自費負担である(一部自治体では公費補助もあるようだが)、相場は6千円代(診察費込み)という所のようだ。また国内で使用されているニューモバックスは2歳未満の小児に対する抗体産生について否定的な見解を示している。さらに、有効な免疫を維持できる期間は5年程度とされており、2度目の接種は出来ない事になっているので、受けるとしてもいつが適当かというのは誰にも分からない事なので自分で決めるしかない。そして受けたからといってパンデミック時になにがしかの効果があるのかも誰にも分からない。

僕と5歳の娘は受けた、そして妻と2歳の息子は受けていない。知らないうちに僕は自分の家族を対象にした疫学調査をするはめになるかもしれない。

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コメント

接種のレポートありがとうございます。
個人的に接種を考えていたので大変参考になりました。副作用?の実例を教えていただいたので 接種した後の発熱に備え、私の場合は土曜か、金曜日の夕方に接種するのがよさそうです。

また、今までの様々な書き込みとても参考になります。引き続き情報発信をお願いします。

投稿: taka | 2008年9月 7日 (日) 09時53分

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