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2008年10月 2日 (木)

■パンデミック対策としての肺炎球菌ワクチン接種の是非

拙ブログで以前、僕の肺炎球菌ワクチン接種記録を記述した。詳細はそちらを見ていただきたい。さて僕はパンデミック対策の一つとして肺炎球菌ワクチンを接種したのだが、後遺症こそ無かったとは言え、1.5日間39.5度の発熱と接種部の腫脹が発生し、すでに免疫を持っている成人の接種が危険を伴うというドクターの警告を裏付ける結果となった。この事は十分に注意喚起したい、「成人の肺炎球菌ワクチン接種は危険である」と。

また別の問題として、免疫が十分に有効である期間が5年程度である事を考えると、パンデミック対策としては、いつ接種すべきか?という問題が付きまとう。何しろこのワクチンは一生に一度しか打ってはいけない事になっているのである。

「成人の場合、肺炎球菌に対する免疫を既に獲得している可能性が高い」という文章的表現では、同ワクチンがカバーしている23種のうち、どの型に対する免疫を獲得しているかは不明である。全部に免疫を持っていたのかもしれないし、一部かもしれない。

さらに注意すべきなのは、このワクチンを接種したからといって全ての肺炎を防ぐ事はできないという点である。ここまで書いてくると、肺炎球菌ワクチンの接種は無意味に思われるかもしれないがさにあらず。

幼児(2歳~9歳位かな)、65歳位以上の方には検討の余地ありであろう。また成人においては、完全に危険な行為であるから全くお勧めできないが、どうしてもというならご自身の判断で・・・という事になる。いずれにしても免疫の有効期間は5年程度であるから、いつ接種するかは、あたかも悪事の現場に踏み込む警察組織のような、周到な情報収集と判断が求められる。そしてその責任と結果は全て本人に帰するのだ。

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肺炎球菌結合型ワクチンについて 以下のプレスリリースを
ワイズ社さんが公開しています

http://www.wyeth.jp/news/2008/1003.asp

米国ワイス、13価肺炎球菌結合型ワクチンによる
成人を対象とした肺炎予防効果の大規模試験を開始
8万5,000人が申請に先立ち実施されるフェーズIV試験に参加予定
米国ワイス(本社: 米国ニュージャージー州マディソン、会長兼社長兼CEO: バーナード・プソー)の医療用医薬品事業部門であるワイス・ファーマシューティカルズは、本日、「成人市中肺炎に対する予防効果を検討する試験 (The Community Acquire Immunization Trial in Adults)」を開始することを発表しました。これは、成人を対象とした13価肺炎球菌結合型ワクチンの大規模試験で、成人の細菌性肺炎の主因である肺炎球菌性肺炎の予防のためにデザインされたものです。

投稿: taka | 2008年10月 8日 (水) 22時41分

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